2023年 8月3日
調布市
京都大学 農学研究科農業システム工学分野
ドルトン東京学園中等部・高等部
東日本電信電話株式会社 東京武蔵野支店
株式会社ビオストック
調布市(市長:長友 貴樹)、京都大学 農学研究科農業システム工学分野(所在地:京都府京都市、以下「京都大学」)、ドルトン東京学園中等部・高等部(所在地:東京都調布市、校長:安居 長敏、以下「ドルトン東京学園」)、東日本電信電話株式会社 東京武蔵野支店(所在地:東京都府中市、支店長:川上 卓郎、以下「NTT東日本」)および株式会社ビオストック(所在地:北海道帯広市、代表取締役社長:熊谷 智孝、以下「ビオストック」)は、2023年8月5日に調布市内の小中学生を対象に、メタン発酵技術を活用したエネルギー生産型資源循環に関する夏休みの特別環境学習を実施します。
調布市は、2021年に改定した「調布市環境基本計画」に基づき様々な環境施策に取り組んでおります。
他方、NTT東日本グループはこれまで、調布市と連携して調布市内小学校の給食調理残菜から、再生可能エネルギーや液体肥料(メタン発酵消化液)を生産する取り組みやイベント等で、地域資源循環の認知を広げる活動を行ってまいりました*1。
また、今年2月に調布市とNTT東日本は、「活力ある持続可能なまちの実現に向けた多分野連携協定」*2を締結し、ゼロカーボンシティの推進等で連携していくことに合意しております。
そしてこの度、NTT東日本グループの「都市型資源循環モデル*1」に関心を示した京都大学 農学研究科農業システム工学分野の大土井 克明助教より「環境学習での連携」についてお声がけいただき、調布市内の小中学生を対象に実際に「都市型資源循環モデル」を体験いただく夏休みの環境学習イベントを実施することとなりました。なお、ドルトン東京学園においても同様に環境学習を実施*3しております。
本取り組みでは、NTTe-CityLabo内の「超小型バイオガスプラント」を実際に見学し、メタン発酵に関する理解を深めると共に、大土井助教によるメタン発酵技術に関する講義と実験を行い、有機由来の液体肥料(メタン発酵消化液)と再生可能エネルギーであるメタンガスが創出される過程を学びます。この一連の学びを通じ、参加される方々が資源循環を実体験することで、環境保護への一層の理解醸成を図ります。
■実施日 :2023年8月5日(土) 13:00~16:00
■実施場所 :NTT中央研修センタ(NTTe-CityLabo)および ドルトン東京学園
■対象:調布市内の小中学生(定員50名/参加者の募集は締め切りました)
■実施内容:
①超小型バイオガスプラント見学:生ごみから液体肥料(メタン発酵消化液)と再生可能エネルギーを生み出すしくみを知る。
②座学:自然環境・廃棄物問題・資源循環のしくみを学ぶ。
③メタンガス燃焼実験:実際に生ごみから創出された再生可能エネルギーを活用した燃焼実験を行う。
調布市 | ・環境教育の企画 ・市民への周知や参加者募集 等 |
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京都大学 | ・学習指導 ・授業プログラムの監修 等 |
ドルトン東京学園 | ・実験環境(教室/実験器具)の提供 等 |
NTT東日本 | ・全体コーディネート ・学習環境の提供(NTTe-City Labo等) 等 |
ビオストック | ・超小型バイオガスプラント見学対応、実験補助 ・資源循環をテーマにした学習コンテンツの提供 等 |
超小型バイオガスプラント見学
大土井助教による講義
メタンガスの燃焼実験
イベントに参加した方々は、「超小型バイオガスプラント」のはたらきや、大土井助教による「エネルギー生産型資源循環」についての話を興味深く聞いていました。また、生ごみからつくられたメタンガスの燃焼実験では、青く燃える炎に驚きの声を上げる場面も見られました。
参加した小学生からは、「生ゴミからも肥料ができるのが一番驚いた」「バイオガスプラントは、地球にやさしいな、と思った」「できるだけ、食べ残しをなくそうと思う」といった声が聞かれるなど、環境問題や資源循環について一人称で考える、貴重な機会となりました。
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